沖縄蝶類幼生期図鑑・ヒメアカタテハ

 長年、沖縄の蝶を観察している新田智が、最近はヒメアカタテハを見る機会が減っていると実感しているそうです。彼の話の中に「ヒメアカカテハも移動蝶で越冬のため秋口から南下移動していると思うんだが、冬場の温度が内地の方でも上がって来ていて越冬のための耐寒温度が維持されつつあるのかも・・・それで移動する必要が減って来たのでは?」と。そうえいば、私が越して来た2003年当時よりヒメアカタテハを見る機会が減ったような・・・。こんな事をブログに書きましたが、2012年は、沖縄本島直撃の台風が3回、真夏に襲来したためか、内地の方がよほど暑いニュース。そして、エルニーニョ現象が2012年から弱まったということで、初冬もより冬らしい気候となっています。そんな事からでしょうか、2012年の秋はヒメアカタテハを多く観察できました。幼生期も蛹以外は写真に収める事が出来ました。以下の写真は特記がない限り、撮影者は新田智撮影。
食草》
 カラムシ、キツネアザミ、ゴボウ、シマアザミ、チチコグサモドキ、ニシヨモギ。

産卵 本部町 2012年10月22日 同左卵 本部町 2012年10月22日 若齢(ヨモギをなめ食い)本部町 2012年10月22日 同左個体 本部町 2012年10月22日
中齢(ヨモギ)本部町 2012年10月22日 同左個体 本部町 2012年10月22日 終齢 本部町 2012年10月30日 同左個体(ストロボ)本部町 2012年10月30日
終齢? 本部町 2012年11月6日 同左個・体巣の様子 本部町 2012年11月6日 終齢(毛深いです)本部町 2012年11月19日 同左個体(ストロボ)本部町 2012年11月19日