沖縄蝶類幼生期図鑑・ウラギンシジミ

 このコーナーでは本種の幼生期を紹介しています。野外で観察した生態写真が中心ですが、種を確認するためや変異を見るために一部飼育羽化写真もあります。写真は特記がない限り、新田智撮影です。
 2003年8月に西表島で発生ニュースを得て、幼生期や成虫の生態写真を撮影できた。その後も消長はあるものの2010年も確認できている。ここでは各ステージを生態写真で紹介する。産卵姿勢は早すぎて写真では撮影できなかった。幼生期写真では、中齢〜終齢〜老熟〜前蛹〜蛹の写真を集めた。蛹は人面蛹という由来通り人の顔に見えるのが面白い。幼虫はカイガラムシ類に埋もれているので特に小さな幼虫は見いだす事ができていない。蟻をまた巧みに利用しているような気がする。幼虫の形態で興味深いのが緑色型の観察である(通常は茶色型)。2003年の食餌はコナフキカイガラムシ、2010年の食餌はハンエンガタカイガラムシで撮影している。この時は緑色の幼虫だった。

食草》
 クロヨナタイワンクズ、タカナタマメ。

《産卵》
 タカナタマメで産卵を確認、撮影(与那国滞在期間が短かったので追跡は出来なかった)。
   
産卵(タカナタマメ)与那国島 2013年6月17日 卵(タカナタマメ)与那国島 2013年6月17日    
《幼虫》
 観察、撮影できていない。
《蛹》
 観察、撮影できていない。