●沖縄蝶類幼生期図鑑・チャバネセセリ● このコーナーでは本種の幼生期を紹介しています。野外で観察した生態写真が中心ですが、種を確認するためや変異を見るために一部飼育羽化写真もあります。写真は特記がない限り、新田智撮影です。 |
《産卵〜卵》 チガヤで産卵・卵を観察、撮影。 |
▲卵(チガヤ)うるま市 2003年5月30日 | ▲産卵(チガヤ)平安座島 2007年3月3日(新田敦子) | ▲同左卵(チガヤ)平安座島 2007年3月3日(新田敦子) |
《幼虫》 シュロガヤツリ、ナビアグラス、ススキ、ヨシススキ、アブラススキ、チガヤ、アフリカヒゲシバ、エノコログサで幼虫を観察、撮影。 |
▲若齢(シュロガヤツリ)うるま市 2012年2月12日 | ▲中齢(ナビアグラス)うるま市 2012年2月18日 | ▲中齢脱皮直後(ススキ)うるま市 2012年10月15日 | ▲終齢(ヨシススキ、持ち帰り飼育11/11に♀羽化)うるま市 2009年10月29日 |
▲終齢(アブラススキ)うるま市 2009年11月25日 | ▲終齢(アフリカヒゲシバ)うるま市 2012年2月10日 | ▲終齢頭部(チガヤ)名護市 2011年12月27日 | ▲終齢(エノコログサ)瀬底島 2016年8月24日(新田敦子) |
《蛹》 食草付近の他物、セイバンモロコシ、ヨシススキ(飼育下)、ススキ、チガヤ、パラグラス、タチスズメノヒエで蛹を観察、撮影。 ★前蛹〜蛹化シーン解説 01;前蛹となりました。02;蛹化が始まりました。頭殻は腹側に脱いでます。03;体糸をうまく抜けれました。04;脱皮殻は付け根へと。05;ここで尾端を浮かせます(真の座登場)。06;前蛹時に頭部に2本の糸、胴体の体糸、尾端向きに2本あったのですね。尾端近くの糸をしっかり固定されてます。07;真の座が固定されたら、脱皮殻(仮の座)を落とそうとします。08;脱皮殻を落とし、蛹化完了。食草はタチスズメノヒエで、データーはうるま市、2018年9月9日、新田智撮影。 |
▲前蛹(カチドメに造巣、アブラススキ)うるま市 2009年12月14日 | ▲前蛹(ハカマカズラの葉裏に台座、ススキで発生)うるま市 2011年9月23日 | ▲前蛹(セイバンモロコシ)うるま市 2007年10月2日 | ▲蛹(10/29終齢→11/11に♀羽化、ヨシススキ)うるま市産 2009年11月2日 |
▲蛹(蛹化直後ススキ)国頭村 2010年10月3日 | ▲蛹(チガヤ)名護市 2012年3月5日 | ▲蛹(パラグラス)うるま市 2012年5月4日 |
▲01前蛹;9時43分 | ▲02蛹化;13時04分 | ▲03蛹化;13時04分 | ▲04蛹化;13時05分 |
▲05蛹化;13時05分 | ▲06蛹化;13時11分 | ▲07蛹化;13時13分 | ▲08同蛹;13時26分 |
《寄生》 寄生では寄主がどの段階で卵を産みつけるのか興味があります。2009年12月、ミズクリヒメコバチ?の例は、写真に示すように蛹化の段階で産みつけるようです。ちなみに、3日9時09分の段階でトリミングして消えていますが、1頭のミズクリヒメコバチ?が写真の端、枠内に入ってました。蛹化が近づいた老熟幼虫から何か臭い(誘因物質、フェロモン?)が出ているのでしょうか?、想像してしまいます。 |
▲蛹化の準備する老熟幼虫(カチドメに造巣、アブラススキ)うるま市 2009年12月3日9時09分 | ▲前蛹となり うるま市 2009年12月3日15時51分 | ▲動けなくなった状態に寄生蜂(ミズクリヒメコバチ?)が群がる!! うるま市 2009年12月4日17時29分 | ▲寄生蜂(ミズクリヒメコバチ?)に産みつけられても蛹化終了 うるま市 2009年12月5日18時40分 |
▲終齢?寄生(ヨシススキ)うるま市 2010年2月9日 | ▲同左、コマユバチ類脱出 うるま市 2010年2月15日 | ▲終齢(オキナワアズチグモに捕食)うるま市 2005年8月17日 | ▲中齢(アシナガキアリに攻撃される)うるま市 2011年12月7日 |