沖縄蝶類幼生期図鑑・ウスキシロチョウ

 このコーナーでは本種の幼生期を紹介しています。野外で観察した生態写真が中心ですが、種を確認するためや変異を見るために一部飼育羽化写真もあります。写真は特記がない限り、新田智撮影です。
食草》
 アメリカセンナ、ジャワセンナ(ピンクシャワー)、センナ・スルフレア、タガヤサン、ナンバンサイカチ、ハネセンナ、フタホセンナ、レインボーシャワー。

《産卵〜卵》
 ゴールデンシャワー、ハネセンナで産卵を観察・撮影。
♀ギンモン型(ゴールデンシャワーで産卵、♂接近)うるま市 2003年7月29日 ♀赤斑型(ゴールデンシャワー)本部町 2012年11月13日 ♀赤斑型(ゴールデンシャワー)うるま市 2011年10月21日 ♀無紋型(ハネセンナ)うるま市 2011年10月10日(新田敦子)
《幼虫》
 ゴールデンシャワー、ハネセンナで幼虫を確認・撮影。
※ハネセンナの幼虫は成虫がまとわりついていたり産卵を確認したので本種だとしているが、明らかにウラサミシロチョウの誤りだとしたら、ご教示頂けると幸いです。。
中齢と終齢(ゴールデンシャワー、雨風で食草から落下したと想像)今帰仁村 2011年9月24日(新田敦子) 終齢(コガネグモの巣にひっかかっている)今帰仁村 2010年8月29日 食草から落下した終齢(ゴールデンシャワー)今帰仁村 2011年9月24日(新田敦子) 蛹化場所を探すため徘徊する終齢(ゴールデンシャワー)今帰仁村 2011年9月24日(新田敦子)
中齢入眠(ハネセンナ)うるま市 2011年10月10日(新田敦子) 終齢・背面(ハネセンナ)うるま市 2011年10月10日(新田敦子) 終齢・側面(ハネセンナ)うるま市 2011年10月10日(新田敦子)

終齢・頭部(ハネセンナ)うるま市 2011年10月10日(新田敦子)

《蛹》
★前蛹〜蛹化シーン解説
 01;体糸をしっかり。02;体が「W」字に蛹化の始まり。蛹化が始まる頃に雨が降って来ました!。03;背が割れて来ました。04;体糸をうまく抜けれるか。05;背中の方はスムーズに割れ糸に体を預けた。06;腹側にあった頭部の脱皮側も難なく抜け体糸をすり抜けた。07;脱皮殻は付け根へと。08;ここで尾端を浮かせます(真の座登場)。09;脱皮殻(仮の座)に沿うように真の座を滑らせ台座をさぐるように体を大きく曲げます。10;しっかりと固定させます。11;真の座が固定されたら、脱皮殻(仮の座)を落とそうとします。12;この後、脱皮殻は落ちました。蛹化完了
データーは今帰仁村、2010年8月14日、新田敦子撮影
 他にゴールデンシャワーで発生した蛹を確認・撮影。天敵としてキシモフリクチブトカメムシを観察。
01前蛹;8時23分 02蛹化;9時52分 03蛹化;9時52分 04蛹化;9時53分
05蛹化;9時54分 06蛹化;9時54分 07蛹化;9時55分 08蛹化;9時55分
09蛹化;9時56分 10蛹化;9時58分 11蛹化;10時00分 12蛹化;10時01分
前蛹(ゴールデンシャワー付近,センネンボク葉裏)今帰仁村 2011年9月7日 前蛹(ゴールデンシャワー付近,セセンネンボクの葉裏,キシモフリクチブトカメムシの幼虫が体液を吸っている)今帰仁村 2007年8月15日 蛹化直後の蛹と蛹(ゴールデンシャワー葉裏)今帰仁村 2011年9月7日 蛹(キシモフリクチブトカメムシに体液を吸われる)今帰仁村 2010年7月25日